最高のサス?
クルーザーのサスペンションはあまり話題にならない。
そんなわけで、かなり長い期間をかけて調べた結果を報告するだけ。
はじめに
バイクにとってサスペンションはとても重要で、セッティングやオイルの種類など奥も深い。
しかし、ばっちり決まれば最高の乗り心地になり、日々の運転が更に楽しくなること間違いなし!(これはマジで断言できる)
クルーザー(特に国産)のサスと言えば、性能よりローダウン等【見た目】が重視される傾向にあると思う。
僕もローダウン車に乗っていたが
- 乗り心地が固くなる
- バンク角がとんでもないことに…
- ジャッキアップが大変
- OHできない(製品が殆ど)ので性能の維持が難しい
と、あまりいいことが無いし本当に見た目と足つき改善だけのカスタムだと思う。
エアサスという手もあるが金と搭載場所の問題がある。
...とまあ文句ばかりだが、見た目と性能を両立している(と思われる)製品を調べたので僕のような悩みを抱えている人は見てほしい。
あ、XVS1100A(スタンダードも)が対象ね!
HYPER PRO
2020年7月16日 追記
リヤ
オランダのメーカーで警察車両に採用されているとか…
日本ではアクティブが代理店だが、本国使用の物は取り寄せ不可の物もあるらしい。
フロント
これは運よく国内仕様最後?の在庫を入手できたけど、アクティブによると「スタンダード、クラシック両方使える」らしい。
サポートが良かったのでハイパープロに乗り換えようと思うが、リヤショックは個人輸入っすね…
Progressive Suspension
ハーレー乗りにはお馴染みだと思うが、国産乗りにとっては聞きなれないメーカーだと思う。
プロトの説明によると...
プログレッシブサスペンション社は、1982年アメリカで設立され、サスペンション業界でいち早く、「プログレッシブ構造(不等ピッチ)」をスプリングに取り入れ、全米アフターマーケットにおいてトップシェアを誇り、イギリス、ドイツ、イタリア、フランス、カナダ、オーストラリアなど、世界13ヶ国にディストリビューターを持つサスペンションのトータルメーカーです。また、国産・輸入車、新旧問わず、多くのライダーに愛され続けています。こだわりを持った品質テストの上、情熱あふれる製品開発を行うだけでなく最新デザインを取り入れることによって、PROGRESSIVE(プログレッシブ)はサスペンション業界で最も革新的な存在であり続けます。
と、かなり有名で実績もあるメーカーなのだ!
因みに、プログレッシブのHPにある製品なら、プロトで掲載がなくても取り寄せが可能な場合があるので問い合わせてみるといいよ。
リヤ
約$500とかなり高いが
- 高圧ガス封入
- 5段階調整
- スプリングの調整が可能
- アルミボディで軽量
- 純正長 or 1インチローダウンが選べる
- 1年保証
と言った特徴がある。
僕はこれの純正長を使っているが、乗っていて本当に気持ちがいい。
欠点はOH不可、調整するためにはカバーを外したりと結構面倒なこと。
フロント
これはYMUSで採用されているくらいなので信頼性はかなり高いと思われる。実はまだ買えていない...→買ったけど組付けミスにより1,000Kmも使用しないうちに取り外す羽目に…
永久保証というのが嬉しいし、1インチ or 2インチのロワリングキットもある。
IKON
どんな会社か気になったら特集記事を読んでほしい。
ぶっちゃけあまり興味が無かったメーカー...
リヤ
スプリングは不等ピッチ、プリロードは4段階調整出来てガスの充填も可能だ。
...あれ結構良いじゃん。
僕の好きなモーターステージだと¥59,000で買えるしOHも出来るみたい。
フロント
不等ピッチのやつだね。
知識不足により他に書けることがない…
OHLINS
これは語るまでもないよね。面倒なだけ
リヤ
OHも出来るし細かい調整も可能。ホース式油圧アジャスターのモデルもある。
欠点と言えば廃番で入手が難しいこと、値段が高い。
純正サスを(確か)ラボ・カロッツェリアに持ち込むとセミオーダーで似たようなモデルが作れるらしいから、いざとなれば相談してみるといいかも。
フロント
性能は良いと思うけど、欲を言えばカートリッジが良いよね。
そこで下記のメーカーだ。
RACE TECH
最近知ったメーカーだがかなり有名らしく、サスの種類が豊富で細かいセッティングが出せそうだ。
日本ではGreased Lightning Motorcyclesが正規代理店のようだ。
ゴールドバルブ
XVS1100は41mm径のダンパーロッド式のフロントフォークだが、それをカートリッジ式のようにできる部品。
有名なハーレーショップ45degreeが詳しく解説している。
因みに、2009年頃プレスリリースでV-Star用キットの発表があった。
価格は約$170でダンパーロッドへの加工が必要だ。
スプリング(約$130)とコンプリートキット(約$270)があり、キットは1インチまで下げることが出来る。
テクニクスのTASCを利用してカートリッジ式にする方法もある。
まとめ
他にも色々なメーカーがあるけど、入手性と価格を考えたら前後プログレッシブかIKON,HYPER PROが現実的だと思う。
以上